【ハック】おもちゃの脳波系をハックするとものすごい情報が出てきたぞ

【ハック】おもちゃの脳波系をハックするとものすごい情報が出てきたぞ

マサフィーは機械のハックがいろいろできます卍
今回は、以前紹介したwifiルータのシリアル通信の知識等使い、脳波系の値を読み出してみます!

ハックするおもちゃ

今回ハックするおもちゃは、海外では割と有名な?おもちゃのneurosky社が提供するマインドフレックスというおもちゃをハックしていきます。

amazonでは送料込みで4000円前後で購入できるみたいです。

neurosky

脳波系と聞くと、医療器具を思い浮かべると思います。もしくは、嘘発見期とか?
このneuroskyという会社では、脳波を誰でも使いやすくしようぜ!と言った感じで、おもちゃの脳波系はほとんどこの会社が出してると思います。

ちなみに、過去にサイゼリアがお客は食事をしているときにどんな脳波を出しているのか検証するために、このneurosky社の脳波系が使われていたりしました。
https://www.toppan-f.co.jp/news/2018/0912.html

 脳波とは?

そもそも、今回ハックすると出てくる脳波の値はどんなものなのか、ここにまとめときます。

・デルタ波(1-3Hz):眠さ
・シータ波(4-7Hz):リラックスしているか、精神的に安定しているか(瞑想状態か)
・低アルファ(8-9Hz):リラックスしているか、目を閉じている状態
・高アルファ(10-12Hz):低アルファと低ベータの中間の状態(通常状態?)
・低ベータ(13-17Hz):警戒心がある、集中している。
・高ベータ(18-30Hz):低ベータと低ガンマの中間の状態
・低ガンマ(31-40Hz):多感覚処理
・高ガンマ(41-50Hz):低ガンマよりもより多くの感覚処理。

何かの脳波に関する本を参考に書いたのですが、本の名前忘れましたw
ごめんなさい

これとは別にneurosky社では独自に集中力と注意力の2つをどういう式で導き出してるのかは不明ですが、出てきました。
http://developer.neurosky.com/docs/doku.php?id=esenses_tm

Attention
Indicates the intensity of a user’s level of mental “focus” or “attention”, such as that which occurs during intense concentration and directed (but stable) mental activity. Distractions, wandering thoughts, lack of focus, or anxiety may lower the Attention meter levels.

Meditation
Indicates the level of a user’s mental “calmness” or “relaxation”. Meditation is related to reduced activity by the active mental processes in the brain, and it has long been an observed effect that closing one’s eyes turns off the mental activities which process images from the eyes, so closing the eyes is often an effective method for increasing the Meditation meter level. Distractions, wandering thoughts, anxiety, agitation, and sensory stimuli may lower the Meditation meter levels.

早速ハック

 

脳波を図る頭につけるバンド部分をネジで分解して、シリアル通信部分を半田付け。
ハンダをする時は、他の配線を溶かさないように注意しましょう!(マサフィーは溶かしてめんどくさかったです。)

ここまでの半田付けが終わると、あとはプログラムを書くのみ!

Tx/Rxについて

T・Rの表記があるのですが、これはTx・Rxの表記と考えてOK。
RXはReceiver;TXはTransmitterの略でXがX’tal = Crystalの略です。
水晶は発信器には欠かせない機能なので、昔からこの表記が一般的になってます。

arduinoのプログラム

今回は、より簡単にハックを行うため、arduinoで分析を行います。
なんと、arduinoだとneuroSky社がそれ用のプログラムを用意してくれていて、簡単に分析が行えます。(ありがとうneuroSky!)

Library
https://github.com/kitschpatrol/Brain/releases

SampleProgram
https://github.com/kitschpatrol/Brain

実際にサンプルプログラムを動かすとこんな感じにcsv?として1秒ごとにデータが出力されます。

Processingによる高度な可視化

csvファイルの出力じゃ物足りないよ!って感じの人も多いと思います。

そんな人のために、Processingという数値を可視化するためのプログラムが用意されています!(ありがたや!)

Processing Brain Grapher
https://github.com/kitschpatrol/BrainGrapher

 

実際にグラフ化したものがこちら!

 

おわり。